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過去最高の練習はACミランの体験コース

3・4年前、自宅から自転車で30分くらいのスタジアムでACミランの練習を受けられる機会があったので参加した事があります。

 

 

確か、1時間〜1時間半くらいの練習時間だったと記憶しているのですが、私がこれまで見てきた練習の中で最も良質な時間だったように感じています。

 

 

細かい練習内容は失念していますが、とにかく選手は休めない。

 

最初にファーミングアップ程度のドリブル(ボールタッチ込み)をして、その後は二手に分かれて3対2とか、4対3とか。

自分の番→他の人の番→自分の番

ロストしたボールは放置(スタッフが拾う)で、次々とボールがコート内に入れられるので休めない。

 

3対2とかの強度はコーチの声かけによってドンドン高まってて、動き回らなきゃならない。この時から息子のポジショニングが悪く、無駄走りばかりしてました…😭(一応、スマホで練習風景を録画して夫と共有しましたが、ポジショニングについての言及なし)

 

途中、吸水タイムはありましたが、ほぼノンストップ。インターバル的な休憩しか挟めない状態での約1時間。息子はヘトヘトでした。

 

 

第一声が

「キツかった〜。」

でしたから。

「どう?楽しかった?また参加したい?」

と、聞くと、

「楽しかったけど参加はしたくない。」

との、答え。

ポジショニングが悪いとボールに触らないので頭も体もハードワークです。

濃密な時間。

 

 

インテルアカデミーのイタリア人コーチもよく

「サッカーなのにボールを使わない体力(走力)トレーニングなんて意味ないでしょー」って言ってたそうです。

そう?ひたすら走る💨トレーニングも心身鍛錬には必要じゃない?って思ってましたけど、最近考えを改めました。

 

 

試合を想定したハードワークしないと意味ない。息子みたいなポジショニングの悪い子、予測のできない子を量産するだけ。これは低学年から練習の中での意識付けとトレーニングなんだなって思います。ボールタッチの練習は親子でできても、ポジショニングは頭数が必要だから、チーム練習で取り入れてもらいたい。そこでコーチや仲間のアドバイスと自身の気付きを会得して欲しい。

 

そうじゃないと、サッカーマニアな親の子と差がついちゃう。

 

 

1番危険なのは中高学年でポジショニングについて言われ始めて、コーチからいちいち指示されちゃうやつ。コーチの指示がないと動けないし、コーチの指示が答えになっちゃう。本人の意思で動いた動きをコーチに怒鳴られちゃうやつね。怖くて動けなくなっちゃいますよね。自分の考えは違うんだって思っちゃう、悲しい結末。そんなの楽しくないと思います。

 

プレーヤーの予測通りにパスが通った。敵をかわせた。シュートが決まった。インターセプトできた。そういうのがサッカーの醍醐味であり楽しさなんじゃないかな。息子にもそんな喜びを味わって欲しいな。

 

そう思いながら、取り組んでいます。